【26.09.28〜29 熊野古道小辺路(高野山〜三浦口)】
仲良し3人組のお客様からのリクエストにお応えして、世界遺産・熊野古道小辺路を高野山から熊野本宮大社まで2回に分けて歩くツアーを企画しました。今回はその記念すべき前半第1回目の様子をお届けします!
熊野古道小辺路(こへち)とは?
高野山と熊野本宮大社の二大聖地を結ぶ道として、戦国時代ごろにはすでに人が往来していた記録があります。しかしその険しさゆえに天皇の行幸などの記録はなく、主に巡礼者が歩いたり物資の輸送ルートとして利用されてきました。
その後、国道168号線が完成して車の往来が盛んになると利用者が減り、昭和30年代から次第に廃れていきました。一時は廃道寸前となっていた小辺路ですが、2004年の世界遺産登録を機に再び歩く人が増え、現在のように美しく整備されてきています。


1日目:高野山を出発し、大滝集落を経て宿へ
出発の数日前から天気予報を気にしつつ迎えた当日、あいにくの雨模様となりました。台風26号に刺激された秋雨前線によるもので、時折強く降りつつ、予想に反してなかなか止み間のない2日間となりました(ちなみに個人的には、スマホが雨にやられてしまいました…(´Д⊂グスン)。
7:20頃:橋本駅で合流し出発
南海高野線、ケーブル、バスを乗り継ぎ高野山へ
金堂や壇上伽藍をお参りし、宿坊協会にて小辺路スタンプを押印!


出発時はそこまで雨が降っていませんでしたが、歩を進めて大滝集落に着いたお昼頃には強い雨に。
大滝集落の大きな松の木の下には「葵の井戸」という枯れたことのない湧き水があり、江戸時代には紀州徳川家に献上されていた歴史があります。

お昼ご飯の後は高野龍神スカイラインを歩き、水ヶ峰集落跡や長い林道を経由して、野迫川町大股の「民宿かわらび荘」さんへ。到着直前にまた強い雨に見舞われましたが、お宿に着いた皆さんは疲れているどころか、元気にお話しされていたのがとても印象的でした!

2日目:伯母子岳を越え、三浦口へ
夕食の猪鍋やうどん、雑炊でしっかりと精力をつけてゆっくり休み、翌朝は美味しいお弁当を受け取って朝7時に小雨の中をお宿へ出発しました。本日のメインは、標高差約700mを上がって伯母子岳(標高1,344m)を越えるルートです。


2日目も降ったりやんだりの天気でしたが、コースの大部分が樹林帯の中だったため、強い風に打たれることはありませんでした。ただ、伯母子岳山頂付近では気温がグッと下がり、今シーズン初めて寒さを感じるほどでした。

奈良県野迫川村と十津川村の境にある伯母子岳は、明治22年の十津川村の大水害の際、約2,500名の方が北海道に移住するため、「もう村には帰れないんだ」と涙を流しながら越えた歴史の重みがある場所です。移住された方々はその後、神戸港から北海道へ渡り、現在の「新十津川村」を興されました。

伯母子岳から三田谷までは非常に長い道のりです。途中、茶屋として栄えた「上西家跡」や、昔ながらの長い石畳の道が今も残っています。
最後まで雨が止んでくれることはありませんでしたが、参加されたお三方はゆっくり、そして安全に歩ききり無事に下山することができました!

下山した三田谷、杉清、三浦口からは、二日間頑張って歩いた道をタクシーがひょいっと橋本駅まで送ってくださいました。昭和30年頃からの先人の努力によってできたこの道路のありがたさを、改めて深く実感しました。
次回予告
次回は今回と同じお三方と一緒に、10月に三浦口から十津川温泉、果無集落を経由して熊野本宮大社まで歩きます!後半戦も安全に、そして楽しく歩いてまいりますのでどうぞお楽しみに。
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